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2021-11-08

【海外のおすすめ無料図案のリンクあり】白糸刺しゅうの図案について。

今日は白糸刺しゅうの図案について、ちょっと思ったことがあったので書きます!

というのは、今、新しいHedeboの講座を作っていて手持ちの資料を全部見返しているのですが、日本で短期間通っていた大手のお教室でもらった資料がGreve美術館の本のまんまコピーだったことに気がついてびっくり仰天しました。

もしかしたら美術館から許可をもらっているかもしれないけど(レッスン中にそんなこと一切言ってなかったけどね)、美術館の本のまんまの図案、刺し方のページもまんまコピーなのに、その日本のお教室のコピーライトがついているの。

えええええ!と思ってしまいました。

と、そんなことがあり白糸刺しゅうの図案について考えていた週末でした。

白糸刺しゅうは伝統刺しゅうなので図案が大きくはずれるともはや白糸ではなくなるし、白糸刺しゅうと図案って扱いが難しいですよね。

私は図案についてこんな風に考えてますっていうのをここに残しておこうと思います。

刺しゅうの中でも「白糸刺しゅう」と呼ばれるものは、ヨーロッパの各地で発展した伝統刺しゅうで、図案に使われているモチーフには意味があるものが多いです。

例えば白糸のモチーフとしてよく見るブドウ。

キリスト教ではとても大事なイエズス様の血は赤ワインで表されるので、聖体の神秘を意味する重要なモチーフです。

Hedeboでもよく見る孔雀は羽が1年で生え変わるというところから「再生」のイメージを持つようになりイエズス様の復活を意味します。

Hedeboのカウントステッチによく使われる星も、キリスト教ではイエズス・キリストが誕生したときにベツレヘムの星が輝き、東方の三賢王に知らせたと言われ、オクタグラム(8つ角がある星)で表されることがほとんどです。

などなど、頻出のモチーフは意味があるものが多いので白糸刺しゅうらしい作品を作るには、一から図案を起こすというよりは昔から使われてきたモチーフや図案をアレンジして図案にするということが多いと思います。

キャラクターなど伝統的には使われていないものを現代風にアレンジして、白糸の技法を使うというのも素敵ですが、これは私のいう「白糸刺しゅう」ではないです。あらかじめ。

趣味で自分一人で楽しむのであれば、古い作品から図案を使っても良いと思うけれど、レッスンでは丸々コピーした図案を使うのはなしですよね。

とはいえHedeboのカットワークは大体の形は決まっているし、ドイリーの形も型があります。

それを大きく外れるともはやHedeboではなくなってしまう…

ドイリーをデザインするのであれば(デザインというレベルではないけど)、型の中に好きなカットワークを配置して、中のかがりをまた少しアレンジして、自分好みのものにするということになります。

使う布や糸、お仕立て、写真の撮り方、作品の見せ方については個性が発揮できるところだと思います。

デンマークに来て改めて思ったけど、アブローダーで刺してあるHedeboには違和感を感じます。

ぷっくりとしてツヤツヤしているサテンステッチはヘデボーっぽくないんですよね。

なので、私は今後は麻をメインに使っていこうと思いました!

あと著作権の問題。

古い図案、古い本の図案は著作権が切れていることが多いので、例えば昔の刺しゅう新聞をコピーして販売したり、昔の本から図案をコピーしても法律的にはよいわけです。(いとこの弁護士に確認済み)

私もたぶん貴重な図案は持っている方だと思うけど、昔の図案をコピーして販売するつもりは一切なく(だって私の図案じゃないから!)、フリーで白糸刺しゅう好きの民の皆様と共有できたらいいなと思っています。

ということで、このあと図案がたくさん載っているサイトをご紹介し、マスクワークにいいかなと思った図案を記事の終わりに置いておきます。

もし刺したい方がいたら刺してくださいね!

コペンハーゲンの市庁舎の壁の装飾を図案化してみました。

コペンの市庁舎を作った建築家の人がHedeboにインスパイアされて、壁にHedeboの図案風の装飾をつけたものがあるのですが、それを図案化しました。

これも法律的にOKだそうです。

古い図案の探し方

古い図案の探し方についても、ここに記載しておきます。

一番おすすめなのは、Antique pattern libraryという手芸の古書がデータ化されているサイト。

https://www.antiquepatternlibrary.org

ここはNew Media Arts, Inc.という非営利団体が運営しているサイトで、とにかくたくさんのいろんな国の手芸古書がデータ化されています。

ダウンロードもできるので、印刷して使うこともできます。

著作権は本の持ち主又はスキャンした人が持っているので、商用利用はできません。

右側のDonateというところから寄付ができるので、私はたまに20ドルとか30ドルとか寄付をしています。

金額を自分で設定して簡単に寄付できるので、こういう文化的な活動をサポートしたい人には手軽で良いです!!

Free Easy Cross, Pattern Maker, PCStitch Charts + Free Historic Old Pattern Books

http://patternmakercharts.blogspot.com

Sajouが好きな人にはたまらないと思います!

486をいつか刺そうと思ってブックマークしています

海外ではフリーで図案を公開している人がわりといます。

「商用不可とかタグ付けしてね」とか「商用利用する場合は連絡してね」とか人によって違うけど条件がついている場合が多いです。

例えばこの方のサイトもフリーでたくさんデザインがあります。

あと「Pintrest」でWhitework charts, Hedebo patterns などで検索するとたくさんヒットします。

英語があまり得意ではないの…という人はGoogle chromeで翻訳してみてもいいと思いますが、DeepLというアプリ(サイトもあり)の翻訳の性能がすごく良いのでおすすめ!

Hedebo用の図案を無料でどうぞ

上の方で書いたコペンハーゲンの市庁舎の壁の装飾を図案化したものをここに貼り付けますね!

これがコペンハーゲンの市庁舎の壁の装飾です。

めちゃくちゃヘデボーですよね!

早く刺してみたいんだけど今は時間が取れなさそうなので、誰かが刺して見せてくれたら嬉しいなーなんて思っています。

今日は白糸刺しゅうの図案について書いてみました。

他にも良さそうなサイトがあればまた追記します!

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